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治療用メガネの助成制度
2006年4月からはじまった、治療用メガネの助成制度。
それまでは、弱視や斜視などの治療のために必要なメガネであっても、健康保険の適用対象外となっていました。
しかし、これらの疾患は早期治療が重要であることから、治療の負担を軽減するために助成制度が導入されました。
この記事では助成制度について、対象者や金額範囲、申請に必要なものなどの情報をまとめます。
※2024年3月29日付けの告示により、治療用メガネの助成額の変更がありました。
従来38,902円→40,492円が上限金額となっております。
助成金の対象者について
- 健康保険に加入をしていること
- 斜視/弱視/先天性白内障術後の屈折矯正いずれかの医師の診断を受けていること
- 年齢が9歳未満であること
- 上記に該当し、かつ前回の助成から一定期間が空いていること
・5歳未満は前回の処方から1年以上経過
・5歳以上は前回の処方から2年以上経過
注意したいのが、年齢による支給回数の制限の違いです。
・5歳未満は前回の処方から1年以上が経過
・5歳以上は前回の処方から2年以上が経過
と条件が異なってきます。
治療用メガネの処方については医師の判断が必要なものになりますが、
稀に買い替えができた場合にもタイミングを逃してしまうケースもないわけではありません。
親御さんの方でも上記の時期については把握されておくことをオススメいたします。
実際のお声(Instagramご投稿より引用)
👧🏻ちゃんのお誕生日は12月!この前受診したのが12月で5歳になる前。
👩⚕️「あーもう誕生日か💦5歳までは1年に1回、
眼鏡を変えても補助金がおりるんやけど、、もう誕生日かぁー気付かずごめんねー😭
次👧🏻ちゃんが眼鏡変えれるタイミングが5月なので5月に変えましょうか😊
眼鏡処方してもらうのは次の病院でいいと思います!とりあえず次2月にまた来てください!」
と言われました。なので眼鏡が新しくなるのは5月みたいです🤔
眼鏡の補助金がでるタイミングとか全然調べてなかったなー😭💦
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助成額について
・未就学児:健康保険8割/公費2割
・小学生(9歳未満):健康保険7割/公費3割
例1)作成費用:30,000円の場合の健康保険支給額
未就学児:30,000円×0.8=24,000円
小学生(9歳未満):30,000円×0.7=21,000円
例2)作成費用:50,000円の場合の健康保険支給額
未就学児:40,492円×0.8==32,394円
小学生(9歳未満):40,492円×0.7=28,344円
※公費からの支給については、お住まいの自治体により受けられる場合があります。
申請方法(申請場所/申請書類)
健康保険からの助成分についての申請先は、加入されている保険により異なります。
必要書類を添えて、申請を行います。
⚫︎問い合わせ先(連絡先は保険証に記載がございます)
政府管掌健康保険:各社会保険事務所
国民健康保険:居住役所の国民健康保健課
健康保険組合:各健康保険組合の事務局
共済組合:各共済組合の事務局
⚫︎必要書類
①医師による証明書(病院で発行):治療用眼鏡等の指示書
②領収証(眼鏡店で発行):眼鏡店で購入した際の領収証または 費用額を証明するもの
・領収証の宛名を使用者本人の名前にするか、 但し書きに○○様用弱視治療用眼鏡代と記載されたもの
・但し書きは弱視治療用である事を明記されたもの③療養費支給申請書類(上記関係機関より発行)
加えて、「健康保険証」「銀行通帳(助成金受取用の口座番号)」「印鑑」も必要になります。
自治体ごとに異なる、公費による助成に該当する方は①「医師の証明書」②「領収書」のコピーが必要になります。
申請の流れ
申請の流れは以下のようになります。
【1】眼科にて診断を受け、①治療用眼鏡の作成指示書(処方せん)を受け取る
【2】①を持参し眼鏡店にて眼鏡を作成、一旦全額を支払い②領収書を受け取る
【3】ご加入の保険より③療養費支給申請書を受け取る
【4】③申請書を記載、①②を添えて加入保険宛に提出
①②③を提出後、保険組合が申請内容の審査を行います。
【5】補助金の受取
審査が完了後、指定口座に助成金が振り込まれます。加入している保険組合や申請手続きの状況によって異なりますが、一般的には申請から給付まで1~2ヶ月程度です。
以上が「健康保険」からの助成についての申請方法と流れになります。
また、治療用眼鏡の助成は「8割(7割)」が健康保険から、残りの「2割(3割)」については「公費」からとなります。
公費部分の申請については、お住いの自治体によって異なります。申請の流れについては一般的には健康保険の申請と同じになります。
繰り返しになりますが詳細はお住まいの自治体により異なるため、まずは申請手続きについて市区町村窓口や社会福祉協議会に相談しましょう。
まとめ
はじめての申請になると、混乱してしまうこともあると思いますが
わからないことがあればこちらのページを見直して整理していただいたり、加入保険の窓口、自治体の窓口に相談を行ったりするようにしましょう。
この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
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