弱視に気づくきっかけはそれぞれ
弱視は、一般的に家庭では気づきにくいものと言われています。
事実、日本眼科医会のホームページには以下のような記述があります。
…(前略)比較的斜視は発見され易い。発見され易いということは、また、対応がとり易いということにもなる。問題は弱視で、それも遠視性不同視弱視である。不同視弱視というのは、片方がよく見えていて、片方が見えない目である。これが一番問題である。子供も片方がよく見えるので、生活に不自由を感じない。親もそれがために気がつかない、というのが一番困るケースなのである。
(日本眼科医会HPより引用 https://www.gankaikai.or.jp/health/betsu-003/)
では、どのようなことをきっかけにおこさんの弱視に気づかれたのか?
きっかけがわかればそこにアンテナを立てることができると考えました。
回答の母数としては約70名ほどになりますが、今回こどもメガネ.comの
Instagramアカウントのフォロワー様にアンケートにご協力を頂きました。
その結果をまとめてこちらにて共有させて頂きます。
- 3歳児検診で気づいた人:61.3%
- ご家庭のご様子から :25.8%
- 周りの方の勧めで : 4.8%
- 眼科や小児科で意図せず: 4.8%
- その他 : 3.2%
結果としては、上記のとおりでした。結果からは、
- 検診や周りの方がきっかけで気づいたのが「4人に3人」程度
- ご家庭の様子で気づいた方が「4人に1人」程度
上記2点から、やはりご家庭では気づきにくいということを感じました。
意外なきっかけ①
「ものもらいがきっかけで眼科を受診し、弱視と診断されました。」
このように、眼科や小児科での意図せぬ発見というのもあるようです。
弱視は早期発見が重要であるといわれているので、複雑な心境もお有りだったと思いますが、
こうなるとものもらいにかかったことが「弱視に気づきなさい」という
天からのお告げのように思えてなりませんね。
意外なきっかけ②
「1歳児半検診で、任意で行われたスクリーニング検査で発覚しました。」
弱視に気づくきっかけのTOPは3歳児検診でしたが、
1歳児半の検診や、小児科さんの任意のスクリーニングで発覚したケースも増えているようです。
眼科や3歳児検診以外でも気づくきっかけが増えているのは
1人でも多くの早期発見につなげる意味では、よいことなのではないでしょうか。
意外なきっかけ③
「幼稚園提出用の健康調査票のため、小児科でみてもらったときです。」
②に記載したのと同様ですね。
意外なきっかけ④
「母の勘で眼科に行ったほうがよいと思い、受診した。」
裏話、ではないですが、この方は周りの方には「大丈夫でしょう」
「病院に行くなんて大袈裟じゃない?」というような反応をもらっていたようですが、
親の勘が働き、受診をしたそうです。
親御さんの勘は強いな、と感じました。
いかがでしたでしょうか?
お子さんと弱視治療のご経験がある方は共感する項目もおありだったでしょうか?
もしこんなきっかけで、という体験談をお寄せいただけましたら幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。